春、恋咲く。〜旅立ちの日〜

「何で…って。愛理、仲良いじゃん。」


「は?どこが。」


「え…や…だって、ねぇ…?」


「うん…」


困ったようにあたしをチラッと見て目配せする2人を、きょとんと見つめ返す。


「…知らないよ。あたしなんかに話すわけないじゃん。てか、仲良くないし。

もういいから始めようよ。やるんでしょ?」


もう、いい…


「あ、そうだった。」


「じゃあチームは――…」


もういい。


アイツの話は。


みなみの前で、あたしにアイツの話題を振らないで。


自分がとても惨めになる。


もう、これ以上見たくない。


みなみのこんな複雑そうな困った顔。


それがアイツを想っての表情だと思うと、いたたまれなくて…


そして、とても苦しくなる。