遅い初恋

「う~ん、やっぱり女の子はいいなぁ~。甘いにおいがする~」

新は更にギュっと海砂を抱きしめた。

「新くん!ちょっと!」

無理を承知で抜け出そうとした。

「海砂~、大人しくしないとチューしちゃうぞ☆」

「セクハラだぁ~(泣)」

誰か助けてくれる人は、そう思ってまわりを見渡したがみんな笑って見ているか、2人の真似をして遊んでいた。