私がマコと別れてからマコの親友から連絡があった。嫌な事は忘れて思いっきり遊ぼ!!
徹夜でゲーセンで遊びコンビニでタムロして何だか不良になった気分で我を忘れて遊んだ。「ねぇ、ななちゃん男なんて沢山おるからいい奴紹介してやるな。何で別れたかは知らんけどただ合わんかっただけや」。違う。私は心の中でそうつぶやいた。私の男性恐怖症が原因なんだと…。それから1ヶ月位して合コンに誘われた。まだマコの事を吹っ切れないでいる私の為に友達が用意してくれたのだ。その時知り合ったタクはなんとなく気が合って電話番号を交換した。それから毎晩電話で色んな事話した。少しずつ私の中のマコは消えていった。その夜もたわいない話をしているといきなりタクが「なぁ、ななちゃん。俺達付き合わせん?」
まただ。付き合う=エッチ目的としか考えられない私はそれが怖くて「今のままじゃだめなん?今のままがいい。まだ誰とも付き合う気せんわ」と逃げた。
「なぁ、何でそんなに付き合わせんの?相談乗るよ」。「どんな事があっても変わらずにいてくれる?」。「当たり前や」。私はこの人ならと今までの過去を打ち明けた。レイプされて男の人が怖くなった事、未だにスカートを履けない事、付き合ってもエッチ出来ない事…。
暫く沈黙が続いた。そしてタクの言った一言が更に私を追い詰め、話した事を後悔させた。
「もしかして病気持ち?病気持ちはマジ勘弁」。そして電話は切られた。二度と掛かって来る事は無かった。浅はかだった。もう誰も信用出来なかった。
そして弱い私は二度目の自殺を考えていた…