必死で逃げる二千翔。




ヤバいくらいに可愛い。




俺が二千翔を抱き締めようとすると、




一葉が部屋に入って来た。



何でおまえがいる?




「一葉さん助けて! 」




一葉にはもうここへ来るなと言ったのに。




一葉が俺を見た。




「美晴さん朝から何をしてるのかしら。



二千翔さん大学に遅れてしまいますよ。



急ぎましょう。



中嶋さんに車頼みますからね。」





一葉の奴何考えてるんだ。



『一葉二千翔は俺が送るからいい。



おまえは中嶋に送って貰いなさい。』




「いえ、二千翔さんは中嶋さんに頼みます。



美晴さんはお仕事に行って下さい。」




一葉、おまえの笑顔が怖いよ。