純粋な周子には汚い部分の俺を見せたくない。




二千翔から連絡が来た店の前に車を止めた。




二千翔に電話をしたが出ない。




俺は仕方なく店の中に入り、二千翔を探した。




店の置くに大学の仲間に囲まれている二千翔がいた。



楽しそうに笑っている。




うん、顔が赤い。




まさか酒を飲んだのか?




一葉がついてるのに何故だ!




二千翔は男に肩を抱かれている。側に一葉がいない。



俺は二千翔に近づいた。




『二千翔おまえ酒を飲んだのか? 』




二千翔はトロンとした顔で俺を見た。




『誰だ二千翔に酒を飲ませたのは?二千翔はまだ未成年だぞ。』




近くにいた男が笑った。




「二千翔はいつも酒飲んでたし、いつもならこのくらい平気だったよなぁ。」