親にも二千翔がいなくなった事は話していない。




俺のプライドが許さなかった。




俺が婚約者に逃げられた男になるなんて笑える。




俺は急いで仕事を片付け、中嶋に、二千翔は俺が迎えに行くと伝えた。




二千翔まさかばれてないよな?




一葉が側にいるから大丈夫のはずた。




一葉は俺が雇った警備会社の女だ。




彼女には多額の金を与え、二千翔を守る任務を与えた。




でも、一つ不味い事になった。




一葉に全て話した時、酒の勢いに任せ彼女を抱いてしまった事。




後々不味いことにならなければいいが、彼女もあっさりと俺を受け入れてくれた。




俺はこれもビジネスの一つと思っている。




二千翔嫌、何故か周子にはこの事を知られたくないと思ってしまう俺がいた。