講義が終わり、みんなと行き付けのお店に行った。




一葉さんが私にぴったりついている。




「あのさぁ、一葉さん二千翔にくっつき過ぎ。



俺の入る隙間がないよ。



もう少し二千翔から離れてよ。」





『弘輝君それは無理。二千翔はみんなの事も忘れていて、



ここにいる事も凄く不安なのよ。



だから、私がこうして二千翔の側にいる訳だから。』




弘輝君が渋々納得した。




「二千翔がこんなに静かだとおかしいよね。



服装もかなり落ち着いたし、化粧もナチュラルになってなんかいいよね。



元々二千翔は美人だからね。」




どう答えたらいいんだろう。




「二千翔誉められちゃったね。」




一葉の言葉についありがとうと言ってしまった。