『ワタクシは中島渉さんの命によりここに18禁ゲーム[トーハート]を買いにきたんです~さっさとよこしやがれです!』

コイツには年上を敬うというか、そんな常識を持ち合わせてないのだろうか?

『もしかして迷子なのかな~おじさんと一緒にこっちの部屋に来ようね~。』

『あ"?人生の迷子に言われたくないです…』

トモエは何処からともなく取り出した電磁砲を眼鏡の小肥り店員に向かって発射した。

バチッ…シュゥーン!カツーンッ!キラーン☆

電磁力によって加速した弾丸が店員の眼鏡のフレームを直撃した後、軌道を変えて天井を突き破り、空の彼方へと消えていった。

豚店員は完全にのびていた。
俺はトモエに見つからないうちに家に帰った。

『ただいまです~♪』

なぜか現実には居そうにない大怪鳥に乗ってトモエが帰ってきた。

『!?』

トモエの上着の巨大ポケットから見覚えのあるパッケージが顔を覗かせている。

『ちょっおまっ!それどうしたんだよ。金なんか持ってなかっただろうが!?』

『店の人にこれください。って言ったらくれたです~ラッキーです~♪』

店員はトモエに恐れを為してゲームを手渡したんだと思う。

てか絶対確信犯だろ?