「なんで逃げんだよ!?」



「なんで追って
 くんのよ!?」



「お前が
 逃げるから!」



「〜ッ〜〜〜ッ」




なんなのよ
こいつはっ


「ほら、戻るぞ」



「いい!
 自分だけ戻れば
 いいじゃん!!」



「はぁ!?」



「早く愛しの
 月ちゃんの所に
 戻れば!?」



「は?」



「でも残念でした!
 月ちゃんは付き合って 6ヶ月にもなる
 ラブラブな彼氏が
 いるんですー!!」




「いや。ちょっと待て! ・・・・お前何言って?」



「だから!
 愛しの月ちゃん
 の所に早く・・・」 




愛しの月ちゃん?




「ぶっあはははは」


「なっ!何が可笑しいのよ!?」