「優しい彼氏ねぇ〜!」


先生が冷やかすように
言った。


「彼氏じゃないです。
 たがのクラスメイトです。」



「そうなの?
 てっきり彼氏かと思ったわ」



先生は私の足に包帯を巻言った。



「何故そう思ったんですか?」


「だって守山さん
 凄く幸せそうな顔してたから」



幸せ??


いやいやいや・・・。


こんなに怪我したのに
幸せなわけがない!!



「気のせいですよ!」



「そうかな〜」


「そうですよ!」






うん・・・そう


先生の気のせいだよ




きっと・・・・