好きな人は初恋から君へ



「弟さん…」

秋人の黒髪バージョン



「へー兄弟いたんだ!そっくり〜」


月はまじまじと夏生と秋人を見た。


秋人は見物じゃねぇと言ってスタスタと正面に見える階段を登って行ってしまった。


「夏生くん、久しぶり。背伸びたんじゃない?」


「あっ明さん!久しぶり!」




藤川くんと夏生くんは初対面じゃないんだ…。



「ほらほら、こんなとこで立ち話ずっとしてないでお部屋に荷物置いてきたらどう?女の子は、あっくんの部屋の隣で明くんはあっくんの部屋だから♪」


百合はふんわり微笑みながら言った。



「あ、ならさ!部屋に荷物置いたら皆で海行かない?もちろん秋にぃも誘って!」


夏生は、手を上げてはしゃぎながら言った。


「賛成!!」


一番に反応したのは月だった。断る理由もないので茜も明も頷いてとりあえず寝室へと向かった。