好きな人は初恋から君へ



私たちは秋人に連れられ木でできた可愛らしい家の前まで来た。



「可愛い!もしかして…」


月はチラッと秋人を見た。



「あほか。母さんの趣味だよ。ほら、入るぞ」


「なーんだ。」



秋人ため息をつくと田中さんから預かった別荘の鍵をポケットから取り出した。



ガチャッ













キィー…







「あきちゃぁぁああん!!」



「かあッ?!!」



「「?!」」



「あ、皐月さん。こんにちは」