「月ちゃん!普通だよね?!」
「んー、普通ってか少ない方じゃない?」
え―…
少ないとは思わなかった…
「お前は異常すぎんだよ」
「うっさいわねー!あんた達こそどーなのよ?!」
「俺はボストンバックで十分」
「僕もぎりぎりだけど」
男の子ってそんなもんなのかなぁ。
――――――…
「うわぁ――…」
目の前には空と同じ色をし広々とした湖がきらきらと輝いて見えた。
車に揺れること2時間。お尻の痛みを耐えて良かったと思える…。
「結構良いところね!」
「うんっ…うん!」
結構どころか
凄く良いところだよ!
こんな大きくて綺麗な湖始めてみた。
感動にひたっていると
後ろからズシッと重たい何かが頭に乗った。
「ぬぁ?!」
「ボーとしてないで荷物運べ」
「あ、うん。てか腕重い!」
「ほら、お前もっ」
「はいはい」
月ちゃんは
ブツクサ言いながらリムジンに乗せていた自分の荷物を下ろす。
それに続くように茜も自分の荷物を下ろした。
荷物を全て降ろし終わるとリムジンを運転していた田中さんとゆう人物は秋人と何かを話した後帰って行った。
「あれ?田中さんは?」
「帰っちゃったみたいだよ」
「そっか」
。


