好きな人は初恋から君へ




車で走ること30分。



「お茶飲むー?」



「飲む飲む!」



「俺のコーラ取って」



「僕お菓子持ってきたよー」



茜の機嫌もすっかり治りみんな遠足気分になっていた。




「茜、ティッシュ」



「あー、はいはい」



私案外、秋人と普通に話せてんじゃん。



絶対気まずいって思ってたんだけどな…。





「なぁ…」


「あ、はい?!」



「お前荷物多くね?」


秋人は茜の足元にあるキャリーバックを指さしながら言った。



「多くないよ!普通!」


「たった3日でその量はないだろ。」




「女の子にはいろいろあるんですー!」



そりゃ、私もちょっと多すぎかなって思ったけどさ…