短編①

沙羅のいない生活など考えられなかった。



俺は一抹の希望を胸に、



沙羅を抱き締めた。


名前を呼んだ。


手を握った。


しかし、沙羅は起きなかった。



無表情のまま、眠り続けた。



どれだけたっただろうか。


椅子に座ってウトウトしかけた時、


頭上から声が降ってきた。