「綺麗…」


紅葉を見ながら、俺の隣を歩いているのは恋人の沙羅。


紅葉よりずっと綺麗な沙羅。


長い黒髪や整った顔に、つい見惚れてしまう。



「ちょっと!悠、聞いてる?」


「ああ、悪い。沙羅があまりにも可愛いから…」


「つっーーーー」


赤面して俯く沙羅。


そんな沙羅がもっと愛しく思えて、