「あぁ」

そして
俺は目を閉じた。



その時、
どこからかビィィィ―――という
ブザーが響き渡った。


その音にびっくりして目を開けると
女性が大きく溜め息をついていた。

俺たちに近付くと
俺たちの手を握ってきた。



「もうゲームは終わりよ。
 だから
 貴方たちは無駄に死ぬ必要はない」


やっと...ゲームが終わった。

今までで
一番長い1日だった。

俺たちは肩を落とすと
フェイスの内側に戻った。