前から来たのは二人の老夫婦。 鎌を持ち、 不気味に笑っている。 でも、 俺たちは決して逃げようとはしない。 年寄りだし 足は早くないと思ったからだ。 危険を感じて 俺たちが逃げれば あの老夫婦に追い付けるわけがない。 そうぼんやり頭の中で思っていると スパ-ンッという 派手な音と共に何かが遠くへ飛んでいった。 そして 隣で誰かが崩れ落ちた。 顎をかくかくさせながら 隣を見ると首から上のない死体が… それは ‥―紫音だった。