ジャ――――‥ 蛇口を捻り、 コップに水を注ぐ。 ごくごくごく… 冷たい水が喉を潤す。 今日はずっと走っていたから 水が美味しく感じる。 「直樹足出して」 足を見ると どす黒い血が肌の上を流れていた。 救急箱から包帯を出すと 包帯を乱暴に傷口に巻き付けた。 「いて~よ!! もっと優しく巻けよ」 「しょうがねぇーだろ。 俺がさつだもん」 そう言いながら 包帯を金具で留める。 乱暴に付けたから 傷口より包帯の範囲が広くなってしまった。