俺は急いで 固く冷たいコンクリートに膝を着いた。 「っ――――」 激痛のようで 顔を濁らしていた。 「‥―大丈夫?立てるか??」 肩を貸して 何とか直樹は立ち上がった。 起き上がると 俺たちを見下ろすように 高校生が血のついたバットを持ち立っていた。 この世界には 人を傷付けても 何とも感じない奴等ばっかだ。 苦しむ友人を見ていると 怒りが込み上げてくる。。。 この世界では 人を殺すことも許される。