「おい!紫音起きろよ!!!」

「何だよ、刹那ぁ…
 俺まだ眠いんだけど‥」



ソファーで寝ている、
紫音が眠そうに言う。


「‥てか、まだ7時15分じゃん…」

近くにあった目覚まし時計を見て
俺を睨んだ。



「いやっ、聞いてくれよ!
 変なんだよ!!
 日にちが12月32日になってて」

「…はは、何言ってんだよ。
 12月は31日までだぞ」



バカにするように笑う。


バカにする紫音に
ムッとしながらも俺は耐えた。



だって
現実に32日が存在しているから。