肩に触れていたルカの両手が、片方は私の頭を押さえ、もう片方は背中に回された。 頭の芯が熱く燃えるような強いキス。 長い、長い……強く激しいキス。 私は流されてもいいと思った。 ルカの……筋肉質な胸に抱かれたいと思った。 彼を裏切る事になっても、ルカとの今しか考えられなかった。