私は間違っていなかった。 ルカへの想いも、ルカの私への想いも、全てが本物。 「指輪、はめていい?」 そう聞いた私に、ルカは柔らかい笑顔を見せ、ゆっくりとはめてくれた。 周りの人がチラチラと見ているのも構わず、私は指輪のはめてある手をルカの首に回し、満面の笑顔と共に彼の唇に自分の唇を重ねた。