もぉ!! 置いてくなんてあり得ない!! 頬を膨らませながら 急いでカバンを持つ。 すると、あたしの思いが届いたのか 優哉たちが立ち止まった。 待っててくれてるのかな? さっきまで怒ってたのに あっさりと緩む顔。 あたしって単純なのかも。 そんな事を思いながら 早足で3人の元へと急ぐ。 「お待たせー…?」 浮かれてて気づかなかったけど ドアの前で苦笑いを浮かべてる。 …? 不思議に思って視線の先を 辿っていくと…