このところ毎晩聞こえるのは、父さんと母さんの声。
何やらろくでもない罵り合である会話は、2階の私の部屋へ容赦なく響いてくる。


まったく‥勘弁してよ明日も学校なんだよ眠れないったらない。

もはや抗議しに行く体力も精神力も私には残っちゃいなかった。


諦めてケータイを充電器に繋ぎネットの世界へダイブ。
こうしている間は現実の嫌な事は忘れてられるしね。
どれ、今日はどの芸能人のブログが炎上してるかしら?


電気を消した部屋の中で、私の顔はいつまでも青白く照らされていた。