でも、ライバルと一緒に同じ道を沙遅くスピードで走るのも勿論好きだし、たまにある意気投合する奴らとの語りもまたたまらない。

...結局、癸生川道は俺に欠かせないもの。

そうと言っても嘘ではない。


「よっしゃ!寝っかぁ!!」


調子を良くするには寝るのが一番って言うしな。
...っつか、俺の一日の半分は寝てっけどな。

おやすみなさい。

自分で自分に話しかけた。


明日も、いい走りができますように。




明日は、どういう奴と出会えるんだろう―――。