ふと涼をみると、床に座りこんでいた。 「…あーあ……。現役が負けちゃうとわ…」 部長はそう言って苦笑い。 「ってか涼。やっぱお前上手いな。バスケ部入れよ」 バスケ部の3年生は涼をさりげなく勧誘していた。 「あ、無理です」 …んなきっぱりと……。 「ってか爽ちゃんも男子顔負け!!男子バスケ部入ってくれよ!」 「いや~…それほどでもぉー」 …テレんなよ。 「夏樹も3ポイント余裕で決めやがって!」 「んなことないっすよ」