その瞬間、私は天使を見た。





輝く金髪が揺れて


整ったクールな顔はボールの一点を見つめて




まるで天使のように、

涼のまわりに羽が舞ってた気がした。






この時に、私は一瞬にして涼に心を奪われた。













「終了です!」



審判がそう告げ、得点表を見ると2点差で…





「よっしゃ、勝った!!」




そう言ったのは爽で、私たちの勝ちだった。