「どっちに寝たい?」


『んー……、湊は?』


「私はどっちでも寝れる」


『……じゃぁ右で』


「了解」




ふと、時計が目に入った。


時計の針はもう7時を指している。




『もう7時かぁ……。じゃぁ順番にお風呂入ろ?』


「だねー。…私から入ってもいい?」


『いいよー!!じゃぁあたし、下の自動販売機でジュース買ってくるね!!』


「気をつけてよ?」


『イエッサー!!』




あたしは自分のカバンから財布を取り出し、部屋を出た。