「誰が班長になる?」 そう言いだしたのはみちる。 『じゃぁ、みちるで』 ここはやっぱ言いだした人がやるっしょ。 この5人だと、班長になりたい人はいないしね。 「えっ…僕!?」 「はい決定ー」 夏樹がそう言い、みちるはしぶしぶOKした。 「後は……副班長と時計係と写真係…。俺、時計がいいんだけど」 夏樹がそう言った。 「じゃぁ私、写真で」 ええー! じゃぁあたし副班長じゃん!? 『…じゃぁあたし副班長で…』 「うし、決まりー」 そして時は経ち、いよいよ修学旅行の日。