「俺等は、〝いつでもどこでも一緒〟だから…」
夏樹……
「つーわけで、サヨウナラ…。ブリ子さん」
「じゃぁ私たち5人の名前書いて先生に提出してくるわ」
湊はさっさと綺麗な大人の字であたしたち5人の名前を書いて、先生に提出しに行った。
「俺、時計係」
『「「「ダメッッ。絶対にダメ」」」』
クラス全員班が決まり、その次の日。
今日、3分の2は修学旅行のことだ。
「涼に時計係まかせたら、時間になってもスルーしそうで怖いよん!!」
『みちるに同意!なんかわかる!!』
「おい、お前らひでぇな…」
「でも、そう言う夏樹も思ってるんでしょ?2人と同じこと」
「そう言う湊もだろ」
「じゃぁ、保健係になるよ」
ああ、それがいい!
なんか涼って爽やかだし(天然だけど)、保健委員だし!

