サスケfamily

ソラは少々わんぱくなところはあったが甘えん坊な子猫で俺がどこへ行くのにもついてきた。

たまに1人にしてくれって思う時もあったが一生懸命ついてくるソラは可愛く思えた。

俺もこんな時あったのだろうか

「お兄」

「何だ」

「僕ね、もし拾われなかったら今どうなっていたんだろうって思う時あるんだ」

「何?」

「でもお兄に会えて良かった。お姉も母さんも優しいし、毎日が楽しい。ありがとう」

「何大人っぽいこと言ってるんだ。ほらお休みの時間だ」

俺はソラを隣に寝かせると心が痛んだ。

言うのも無理ないか。生まれたばっかりの時に捨てられたのだから…

ふと見るとソラの目からは涙がでていた。

俺は涙をふいてあげるとさっきよりも寄り添うとソラはくっついてきた。

「お兄…」

寝言か