「叶愛おはよー」

「おはよー、千尋。今日も可愛い寝癖がついてるね」

「嘘!鏡見て来たのに!」

あたしは急いで手鏡で自分の頭を再確認

でも寝癖なんてない
それどころか、いつもより滑らかなストレートだ
「あ、あれ?」

後ろの髪かな?

あたしは一生懸命後ろの髪を見ようとするが、なかなか見れない

「嘘だよ、千尋。千尋って騙されやすいよね!」
笑いながらあたしの頭を叩いた

「バカ叶愛!」

「ちょ、待って!」

あたしは叶愛を無視して学校に向かった