「うん。よろしくね。二階堂くん。」



「マサヤでいいよ。」



「・・・・うん。マサヤ・・・くん。」



少し恥ずかしそうにマサヤの名前を声に出すマイ。



この時、この瞬間から、マイ、コウ、リョウ、アヤ、マサヤの中学生5人の運命の歯車が噛み合い、ゆっくりと動き出した。



その運命が、どこに続いているのか・・・・この時の5人は知る由もなかった。