「ああ、思いっきり、ついてたぞ。・・・何か悩みでもあるのか?」
コウは、少し心配そうな表情でマイ見つめる。
「・・・・えっ・・・」
コウに見つめられ、言葉が出てこないマイ。
(私・・・山下くんに何を相談しようとしてたんだろう・・・・?)
マイは、心の中で考えた。
深く考えないでコウを探していたが、よく考えれば、マサヤの告白のことをコウに相談できるわけなかった。
そもそも、何故、コウに相談しようと思ったのかも疑問だった。
(私・・・相談して、山下くんに何て言って欲しかったんだろう・・・・)
ここまでくれば、マイは、心の奥底で答えに気づいていた。
それを認めるのが怖いだけだった。
(私・・・山下くんのこと本当に好きになってるんだ・・・)
しかし、だからと言って、今、ここでコウに告白しようとは思わなかった。
なぜなら、もし、ここで告白して振られてしまったら、せっかく、今まで、コウと築き上げてきた友達としての関係までも脆く崩れ去ってしまいそうに感じたから。
(・・・・・・それだけは、耐えられない・・・)
「大丈夫か?気分でも悪いのか?」
再び、コウは、心配そうにマイの顔を覗き込む。


