雪菜さんの言葉にもどれだけ励まされてきたか。
いつも勇気をもらったんだ。
アタシにとって大事な大事な先輩。
「真山〜!いつまで洗ってんだ!」
こうやって聞こえてくる廉さんの声も、仕事に活気を与えてくれる。
アタシにとって一番の先輩であり、愛しい人。
だんだんと怒鳴り声も心地よく聞こえてくるような気がして…
「おい!聞いてんのか真山!」
いきなりバンッと開いたドア。
振り向いた先には鬼のような顔をした廉さんがいて、めちゃくちゃ睨まれてる。
「俺の言葉を無視するとは、いい度胸してんな。覚悟しろよ?」
バンッとドアを閉めて廉さんはいなくなった。
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