掃除も終わりに差しかかろうとしていた時、玄関の向こうから歩いてくる廉さんの姿が見えた。 昨日のお礼を言わなくちゃ。 そう思い玄関で廉さんが入ってくるのを待っていた。 廉さんは入ってくるなり昨日みたいにアタシの頭を掴んで、 「お前、今日ブサイクだぞ」 だけ言って、スタッフルームへ入っていった。 よかった…。 いつもの廉さんで。 .