数分してアタシの前に2つのライトが照らされた。 その方を見ると、車に乗った廉さんが手招きをしてこっちを見てた。 コンビニを出て、廉さんの乗る車の横まで行ったけどどうしていいかわからず突っ立っていると助手席のドアを開けてくれた。 「乗りな」 助手席に乗ると、健ちゃんの車とは違う大人な感じで少し緊張した。 「道、言えよ?」 「はい…」 車はアタシが言う方向へと走り出した。 さっき起こった健ちゃんとの出来事をまるで消し去ってくれるかのように、この時の廉さんは魔法使いのような存在だった。 .