「アタシ、あさって誕生日休暇なんで…。だからお休みします」


「知ってるよ。今から浮かれ過ぎて仕事中にヘマすんじゃねぇぞ?」


「はい…」


「お前どんくせぇし」


「はぁ…」



アタシがしょんぼりしながらトイレに向かうと、カウンターにいた店長が慰めてくれた。



「まぁまぁ、元気出しな。あれでもヒカルちゃんを苛めるの楽しんでるから。何言われても軽く流しておけば大丈夫」


「そうですかぁ?」


「たまには言い返してやりな」



ニコッと笑った店長は、またカウンターで作業を始めた。




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