マンションを見上げた。 でかい……。 「何だよ」 「べ、別に何でもないです」 「行くぞ」 早足な廉さんの後を追ってエレベーターに乗り、部屋に着いた。 「まぁ適当に座れよ」 言われ、とりあえずソファーに座った。 「ん」 目の前に差し出されたコーヒーカップ。 初めて……。 「ありがとうございます。廉さんが入れてくれたコーヒー初めてですね」 「いつもお前が入れてくれてたからな。今日は特別だ」 廉さんもソファーに座った。 .