ホテルに戻って冷えた体を温めるため、4人で大浴場へと向かった。 「じゃあまた後でな」 入り口で二手に別れた。 「ちょっとアンタたち、いい感じだったじゃない」 「え……」 「よかったね」 「はい」 本当に今日は幸せだった。 ますます廉さんの事好きになっちゃったもん。 それからも大きな湯船に浸かって、たくさん話した。 「それで〜今日の部屋の事なんだけど……」 何やら言いにくそうに雪菜さんが話し出した。 .