年末が近付くにつれて、お店もさらに忙しくなる。 毎日がむしゃらに働いて、気付けばクリスマスも普通に過ぎていた。 なんて寂しいクリスマス………なんて考えるヒマもない程だった。 そして、今日はついに旅行に出発する日。 大晦日の夜、1人で最後の荷物確認をしていた時だった。 ピンポーン――。 玄関の鍵を開けドア開けると、そこには廉さんが立っていた。 「よぉ。準備できたか?」 「はい。すぐ終わりますからちょっと待っててくださいね」 戸締まりの確認をしっかりとして、アパートを出た。 .