いつもよりも少し時間が早い事もあって、店内はまだそこまで賑わってはいなかった。
アタシの隣には廉さん、雪菜さんの隣には隼人さん。
座り方も前とは随分変わった。
「お前らいつからこそこそしてたんだ?」
「こそこそなんかしてねぇよ。なぁ、雪菜」
「ね、隼人さん。友達ですもんね」
なんともウソ臭い言い訳…。
「それ本当かよ。怪しすぎるんだよ」
「畑野さんだってどうなんですか?最近ヒカルちゃんと仲良しじゃないですか」
「ちょっ…雪菜さん!」
まさかアタシとの事を廉さんに振るなんて……。
なんだか今日はドキドキな会になりそうな予感。
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