「まぁ、中山の酒癖には注意しろよ?」
「なんとか交わします」
最後にまた雪菜さんの話しに戻って笑い合ったけど……。
「もしそうなっても、もう助けてやれねぇからな」
「ん?」
「お前と離れるとそうなるだろ?」
「あっ…、そうでしたね」
アタシの顔は一瞬曇った。
だけど、廉さんに気付かれる訳にはいかなくて、なんとか笑顔を作った。
「俺がいないからって泣くんじゃねぇぞ?」
「廉さんこそ、可愛い後輩がいなくなったからって、落ち込まないでくださいね?」
「フンッ。誰がだよ」
また2人で笑い合って、綺麗な星空を眺めた。
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