2人並んでソファーに座り、夜空を眺めた。
「ここ、天窓になってるんですね。どうりで明るいわけだ」
「綺麗だな。寒くねぇか?」
「大丈夫です。廉さんこそ…」
「平気だ」
また廉さんから伝わる、さりげない優しさ。
嬉しい…。
「廉さん、お酒強いんですか?雪菜さんにめちゃくちゃ飲まされてたから」
「まぁ、飲む方だな。中山は毎年あんなだからな。お前も気を付けろよ?」
「雪菜さんに付き合ってたら、お酒強くなっちゃうかも」
「それはあり得る。でもお前ならそれまでに何回吐かされるか…」
「えっ…!?そんなに?」
「中山は想像以上に凄いぞ?酔って最後は寝るけどな」
「確かに…」
それからも、他愛の話しをずっとしてた。
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