お酒を飲んでいるせいか、何だかいつもよりも目が色っぽく見える。
ニカッと笑った廉さんは持っていたグラスのビールを一気に飲み干した。
その場から立ち上がろとしたけれど、隣にいた後輩に話しかけられまた座り込んでしまった。
もしかしたら今、こっちに来ようとしたのかな……なんてね。
初めての旅行だけど2人で話す時間なんてない。
せめて今、この広間ででもいいから話したいって思うけど、みんながいる前で廉さんの所へ行く勇気はない。
自分の席から楽しそうにしている廉さんを眺める事しかできなかった。
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