「俺でもまだいけるって事だな」 ハハハッて廉さんは笑ってるけど、アタシの心境は若干複雑。 だって本当に誰かのものになっちゃったりしたら…。 「廉さん…ナンパで本気になる事ってあります?」 「なんだその質問。まぁ、昔はな。でも俺ももうこの年だ。ナンパで出会いなんか求めたりしねぇよ」 「そっか…」 ちょっと安心。 でも心のどこかではモヤモヤしてて、不安な気持ちがまだいっぱいある。 少し前を歩いてた廉さんのTシャツの裾をきゅっと掴むと、廉さんはこっちを振り向いた。 .