「はい、お疲れ様でした」 「………」 「雪菜さん?雪菜さん?」 声をかけ肩をトントンっと叩くと雪菜さんは起きた。 「あ〜ごめんごめん。気持ちよかったわ〜」 「すいません。アタシなんかの練習に付き合ってもらっちゃって」 「あ〜いいのいいの。うち帰ってから洗わなくて済むし」 「ありがとうございました。乾かしますね」 『ありがとう』の気持ちを込めて、丁寧にブローした。 .