「何で2人とも制服なの?」

2人とも執事服から制服に替わっていた。

「雅、知らねぇのか?」

「な、何を?」

「雅が通うのはお嬢様学校です。よって執事もお嬢様と同じ学校に通うのですよ」

ちょっと待って?

「2人共・・・何年生?」

「「高校1年」」

!!!???

「同い年!?」

「雅、何も知らねぇんだな」

と言って2人は車の元へ歩き出した。

何にも知らないよ。

貴羅は元御曹司で生意気。

和の事は・・・何も知らない。

どうして執事なんかしてるんだろう。

貴羅がどうして執事をしているのかは大体予測が付く。
きっと企業が失敗して一文無しになってしまった雄飛財閥は仕方なく息子である貴羅を大森家の執事として雇ってもらった。
そして大森財閥と雄飛財閥が手を組んで新しい企業・・・。

そんな感じじゃない!?
やばい!私頭よくなっちゃった!!!(笑)

「おい!!雅何してんだよ!!」

「あ、はぁ~い!!」

これからいろいろと知っていくからね!
和の事も貴羅の事も!!