「億万長者になっちゃった・・・☆」

「・・・?」

億万長者?何いきなり・・・。
今日エイプリルフールだっけ?
パパの事だからどうせ嘘だろう。

「パパが経営している会社が発明した商品が大ヒットしちゃって・・・これ見て?」

ママが私の前に出してきた通帳に目を通すと・・・。

70000000000・・・

ゼロがいっぱい並んでいた・・・。

「いち、じゅう、ひゃく・・・」

「7兆円よ」

「・・・な、ななちょうえん!?」

「そうだ。大森家は今から億万長者になったのだぁ~っっ♪」

パパの雄叫びが部屋に響き渡る中
私は1人呆然としていた。